コラム

免疫は健康を維持するための非常に大切な仕組みです。ただし、過剰にはたらくと、本来は守るべき正常な細胞まで傷つけてしまうことがあります。健康であり続けるためには免疫を適切な状態に維持することが必須であり、水素にはそんな免疫を調節するはたらきがあることがわかっています。

■免疫は諸刃の剣

人の身体は常にさまざまな攻撃にさらされています。体内に侵入した細菌類は人の細胞を栄養として増殖しようとしますし、ウイルスは細胞の中に入り込み、人の細胞が増殖する仕組みを使って、自らのコピーを大量に作ろうとします。

また、がん細胞は正常細胞が変異したものですが、臓器を破壊したり、細胞の正常なはたらきを乱したりすることで、身体に大きな害を与えます。また、正常細胞とは異なり、無限に増殖する機能を持っています。

そういった「内外の敵」に対抗する仕組みが「免疫」です。しばしば「悪いものをやっつけるはたらき」だと誤解されていますが、それだけではありません。

「自分以外」や「自分に害をなすもの」を見分けるはたらきや一度、退治した「敵」を覚えておくはたらきなど、いくつもの複雑なはたらきが合わさって構成されているのが免疫なのです。

そんな免疫は人にとって非常に大切な仕組みですが、その一方で、諸刃の剣でもあります。すなわち、「敵」だけでなく、本来は守らなければならない正常な細胞まで攻撃してしまうことがあるのです。

■免疫細胞が引き起こすアレルギーや免疫暴走

健康食品などには「免疫力アップ」をうたうものが少なくありませんが、単純に強化するのは非常に危険です。免疫は本来、身体に害をなすものだけを見分けて攻撃する仕組みですが、常に正しくはたらくとは限らないからです。

たとえば、有害ではない物質や病原体に感染していない正常な細胞を免疫細胞が「敵」と認識してしまうことがあります。その結果、正常細胞が免疫細胞に攻撃されてダメージを受けるのがアレルギーです。

また、ウイルスや細菌感染を起こした部位ではサイトカインと呼ばれる物質がシグナルとして大量に分泌されます。サイトカインは免疫反応を強化するはたらきがあるので、分泌を促進することで、免疫細胞が病原体や病原体に感染した細胞を攻撃する作用が強まるのです。

ただ、免疫細胞は病原体に感染した細胞をピンポイントで攻撃できるわけではありません。サイトカインの分泌量が多いと、周りにある正常細胞も攻撃してしまうので、さまざまな不具合が発生します。

新型コロナウイルスに感染した人が重症化したり、死亡したりするケースの多くはこの免疫暴走が原因とされています。

■水素には免疫を調節するはたらきがある

前述のように、免疫はただ強くはたらけばよい、というものではありません。弱すぎると感染症に対抗できませんが、強すぎてもさまざまな問題が発生します。健康を維持するためには常に適切にはたらくことが求められるのです。

免疫はさまざまな要素に影響されることがわかっています。よく「寝不足が続くと風邪を引きやすくなる」などと言われますが、これは睡眠の不足により免疫のはたらきが低下するためです。

その他、食事の量やバランス、運動など健康に関わる要素のほとんどが免疫に関係すると言えます。

水素も免疫に関係する要素の一つです。九州保健福祉大学の池脇教授が行った実験では、原子状水素を含む過熱水蒸気を吸入することで、IgA抗体と呼ばれる免疫マーカーの値が上昇することが確認されています。

suisoniaの利用者からは「アトピーが軽減した」という報告も寄せられており、今後さらなる研究が必要ですが、免疫を調節する機能が水素にはあるのではないか、と考えられます。

■まとめ

健康の基本は中庸にあります。免疫についても中庸が非常に大切であり、それが崩れると、さまざまな問題が発生します。

コロナ禍で免疫が注目される中、水素が持つ免疫調節というはたらきで重症化や後遺障害を予防できるのではないか、という視点で現在、国内外でさまざまな研究が進められています。

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