新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はさまざまな問題を浮き彫りにしてきましたが、最近になって意識されるようになったことに「西洋医学の限界」があります。

私たちがコロナ禍を乗り越えるためにはそのことを理解した上で、新たな医療の存在を意識しておく必要がありそうです。

■後遺症を治せない――西洋医学の限界

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において、大きな問題となっているのが後遺症です。国立国際医療研究センターが行った疫学調査では回復した患者の48%が2か月後もなんらかの後遺症がある、と回答しています。

4か月後の調査でも27%の人が後遺症を認めており、高確率で発症し、なかなか治らないことがわかってきました。

日常生活や仕事に影響するような慢性的な倦怠感・疲労感や息切れ、心理的な影響が大きい脱毛など、後遺症の症状は多様であり、複数の症状を抱える人も少なくありません。

患者の中には治療を求めて医師の診療を受ける人もいますが、慢性化してしまった後遺症については効果的な治療が行われていないのが現状です。

■「モグラ叩き」では慢性期の症状を改善できない

もともと西洋医学は急性期の治療を得意とする反面、慢性期の症状には効果を発揮できないことがあります。

「心臓や脳の血管が詰まった」「交通事故で大出血している」といった急性期において、手術や効果の強い薬剤は非常に有効です。その一方、「倦怠感が続く」といった慢性期の症状改善については有効な治療法を持たないことがあるのです。

 もともと、西洋医学には人の身体をパーツごと、症状ごとに切り分けて対応する性質があります。たとえば、胃痛を訴える患者がやってきた場合、検査で胃潰瘍が見つかれば、H2ブロッカーなどの薬を投与して治します。

 ところが、「お腹が痛い」という患者を検査しても、これといった症状が見つからない場合には、効果的な治療を行うことができません。

 COVID-19の後遺症についても同じです。検査では異常が見つからないことが多く、そうなると西洋医学は「様子を見ましょう」と言うか、症状に対する「モグラ叩き」をするしかありません。

 後遺症の根っこにアプローチできないので、薬で症状を抑えられたとしても、すぐにもとに戻ってしまうのです。

■慢性期に求められる「中庸」への回帰

 西洋医学が苦手とする慢性期の疾患に有効なのが東洋医学的な対応――すなわち、症状の根っこにアプローチする治療です。

 慢性化した疾患の主な原因は「中庸」が失われたことにあります。健康とはさまざまな要素のバランスが適切にとれている状態です。血圧や血糖値、免疫、体液のPH、体温、体重など、健康を構成する要素は多岐にわたります。

 それらが偏ることなく、ちょうどいい状態――「中庸」を維持することで、人は健康でいられるのです。

 COVID-19の後遺症は感染をきっかけとして、「中庸」が失われることにより発症し、長期化します。たとえば、免疫のバランスが崩れ、自身の神経細胞を攻撃することで、強い倦怠感・疲労感がとれなくなったり、毛母細胞を攻撃することで脱毛が起きたりするのです。

 ですから、「中庸」を取り戻すことを目的とする治療を行えば、高い確率での改善が期待できます。

■まとめ

「中庸」を取り戻す方法はいくつかあります。東洋医学的なヨガや鍼、漢方などはまさに「中庸」への回帰を主な目的とする治療です。

Suisoniaにも高い効果があることがわかっています。もともと、人の身体が健康を取り戻し、維持するのを支える非常に強いはたらきがあるので、慢性期の症状改善には高い効果が期待できる、と言えます。

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