コラム

暑さにあえぐ季節がようやく終わったのに、食欲不振や倦怠感、気分がすぐれない、といった症状があらわれて体調がすぐれない――そんなお悩みを抱える人が近年は増えています。

秋になると発症するそういった不調は秋バテと呼ばれていますが、まだまだあまり周知されていません。秋を健やかに乗り切れるよう、この記事では秋バテの原因や対策を解説します。

■9割が夏から秋への変わり目に体調不良

まだあまり知られていない秋バテですが、2017年に株式会社セブン-イレブン・ジャパンが行った調査によると、アンケートに回答した人の9割が「夏から秋の変わり目で体調を崩したことがある」と回答しています。

近年は秋バテに悩む人が実はかなり多いのです。具体的に秋バテと見られる症状には「慢性的な倦怠感」「食欲不振」「胃もたれや胸焼け」「頭痛や肩こり」「めまい」「不眠」などがあります。

夏バテと共通する症状が多いので、夏に発症した不調が続いている、と認識する人も少なくありません。実際には原因が異なるので、秋バテの場合にはそれに特化した対策が必要です。

■原因は寒暖差などによる脳の疲労

夏バテは多くの場合、猛暑による強い負荷が原因です。人の身体は体温を一定に保つことで機能を維持しています。気温が上がったからと体温が上昇すると、臓器や細胞が機能不全を起こしてしまうため自律神経の働きにより、体温を一定に保つ必要があります。

猛暑の中ではその負荷が非常に大きくなるため、自律神経が疲弊しがちです。その結果、さまざまな不具合を発症するのが夏バテです。

秋バテも同じく自律神経の疲弊によって起きますが、原因となるのは猛暑ではなく寒暖差です。35℃以上あった最高気温が一気に15℃以上も下がることによる影響。さらには冷え込む朝晩と日中の暑さなど、秋は気温の変化を強く感じる季節です。

自律神経にはそういった変化に合わせて身体の状態を調節することが求められるため、やはり大きな負荷がかかります。負荷が大きくなりすぎると脳が疲労してしまい、大きな不調につながることがあります。

■放置するとうつや慢性疲労につながることも

秋バテで強い痛みを感じたり、高い熱が出たりするケースはまれです。医療機関を受診しても、血液検査等の各種検査結果にも特に問題は見つからないため、とりあえず放置して自然に治るのを待つケースが大半を占めます。

実際、季節が進むに従い、たいていは体調が戻ります。ただし、中には自律神経の失調がなかなか治らず、うつや慢性疲労症候群といった大きな問題に発展してしまうこともあり得ます。

脳の疲労により炎症性サイトカインが過剰に放出され、脳のはたらきに異常を生じるようになると、容易に回復しません。秋バテを疑う症状がある場合には、早めに対策をうつことが大切です。

■脳疲労を改善して自律神経を整える

秋バテ対策のカギは脳の疲労回復です。身体がダルい、と感じるかもしれませんが、たいていの場合、疲れているのは筋肉ではなく脳であり自律神経です。

脳に疲労をもたらす要因はいくつかあります。中でもいちばん大きな割合を占めているのはストレスです。人の身体はストレスにさらされると、大量の活性酸素を産生します。

活性酸素が細胞を障害することで発生する疲労物質(FF)が疲労感をもたらし、自律神経の働きを阻害します。

したがって、疲労を改善するためには体内のFFを減らしたり、活性酸素の害を抑えたりする取り組みが有効です。

たとえば、FFを抑える効果が高いといわれる栄養素にイミダゾールペプチドがあります。鶏の胸肉などに多く含まれているので、秋バテの症状がある人は積極的に食べてみてください。

活性酸素に対しては抗酸化物質の摂取が有効です。ビタミンCやポリフェノールの抗酸化作用が有名ですが、もっとも高い効果があるのは水素――中でも「活性状態の水素(AFH)」です。

AFHを積極的に摂取することで、活性酸素を無毒化して脳疲労を軽減できるものと考えられます。

■まとめ

読書の秋、食欲の秋などと言われますが、秋バテしてしまうと、それどころではありません。不調が長引いてしまうと、日常生活にも影響するので、食事や水素の吸入など、さまざまな対策を積極的に講じることをおすすめします。

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