コラム

家族の介護を担う子供――ヤングケアラーの増加が社会的な問題として注目されるようになりました。介護に休みはないため、勉強や睡眠の時間が足りなくなる、といった窮状に苦しむケースも少なくありません。

そんなヤングケアラーの問題軽減に原子状水素が役立つ可能性について、今回は考えてみました。

■中学・高校では1クラスに3人のヤングケアラー

ヤングケアラーという言葉に明確な定義はありませんが、通常はオトナが担うものと想定されている家族の介護を日常的に行っている18歳未満の子供を指すのが一般的です。

2021年4月に開かれた「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクト第二回会議」で配布された資料によると、中学2年生の5.7%、全日制高校2年生の4.1%が「世話をしている家族がいる」と回答しています。

大雑把に言うと、中学・高校では1クラスに3人程度、ヤングケアラーがいるのです。彼らが世話をしている対象でもっとも多いのは幼少や障害などにより世話を必要とする兄弟姉妹ですが、父母や祖父母の面倒を見ているケースも少なくありません。

日常的に介護を担っていることで、「宿題をする直にゃ勉強する時間がとれない(中学2年生:16.0% 高校2年生:13.0%)」「睡眠が十分にとれない(中学2年生:8.5% 高校2年生11.1%)」などの問題があると訴えており、事態はかなり深刻です。

■背景にあるのは高齢化と少子化、共働きの増加

ヤングケアラーが増える原因でもっとも大きいのは高齢者人口の増加です。2020年における後期高齢者の人口は1871万人となっており、全人口の14.9%を占めています。人口の7人に1人は介護を必要とする可能性が高い後期高齢者なのです。

実際、2020年の要介護者は657万人(推計)という多さです。2010年には487万人だったので、10年間の間に3割以上も増加したことになります。

その一方、介護の担い手となる家庭内の人手は減少しています。女性の社会進出が進んでいるのに伴って、共働きの世帯が増えている上、少子化により子供も減っているためです。

子供が介護を担う場合、以前は兄弟姉妹で分担できるケースが少なくありませんでしたが、最近では一人っ子世帯が多いため、ワンオペで介護を負担するヤングケアラーが増えているのです。

■社会・家庭の仕組みを見直すタイミング

家庭の中で子供が一定の役割を担うこと自体は否定すべき問題ではないでしょう。ただ、介護により勉強する時間や睡眠時間、友だちと過ごす時間などが過度に失われるのは問題と言えます。

現状を見直す上では社会と家庭の有り様を改善する必要がありそうです。社会については、やはり公的な介護制度をより使いやすいものにする工夫に加え、利用できる制度の周知が必要です。

デイケアや訪問介護など、利用可能な介護制度について、高齢者はもちろん介護する側が知らないケースが少なくありません。リハビリテーションによる状態の改善や短期宿泊(ショートステイ)など、さまざまな制度を利用することで、介護者の負担は大きく軽減されます。

家庭においては、両親や祖父母が子供の負担に気づいていないことがしばしばあります。宿題をする時間はあるのか? 睡眠時間や友だちと遊ぶ時間は十分か? あらためてチェックしてみることで、問題が顕在化します。

もし、子供の負担が大きすぎることがわかったら、大人の責任で、利用できる制度を探したり、自身の働き方を工夫したりする必要があります。

■原子状水素で「要介護」を予防する

大人の側にできることの一つに、要介護状態にならない努力があります。人の体力は年齢と共に衰えますし、病気などにより自立して生活できなくなるリスクが増えます。

要介護状態に陥った原因を見ると、認知症、脳血管疾患、高齢による衰弱がトップ3です。「歳をとるとそういう病気になるのは仕方がない」と考えがちですが、実際には予防できます。

要介護につながる疾患の多くは、細胞の酸化や糖化により発症する生活習慣病と密接に関係しています。肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病を発症し、健康ゾーンから逸脱し始めると、障害をもたらすさまざまな病気にかかりやすくなるのです。

逆に言えば、健康をしっかり意識して生活することで、要介護に陥るリスクをしっかり抑えられます。

そのカギとなるのは、以前からお伝えしているとおり、食事、睡眠、運動という生活習慣の三本柱です。さらには、原子状水素の吸入も細胞の酸化や糖化を抑制する効果的な手段です。

原子状水素を日常的に吸入することで細胞の劣化を防げば、健康寿命の延伸によい影響を与えられる可能性があるのです。

■まとめ

未成年者の介護負担を減らすことは大人の役割です。国や自治体による対策も重要ですが、介護される側が努力することでも、子供や孫の負担を軽減できます。

健康寿命の延伸は誰にとってもメリットの大きな取り組みです。できるだけ早くから始めることで、より大きな効果が期待できるので、40代以上の方は自身の生活を一度見直して、取り入れられそうな改善策をぜひ採用してみてください。

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