コラム

感染しても比較的症状が軽い、と言われていることから、オミクロン株を軽視する傾向が一般に広がっているようです。ただ、後遺症についてはまだわからないことが多く、一部には既存株と同じ、とする見方もあります。

そんなオミクロン株の後遺症についてどう考えればよいのか、調べてみました。

■感染力が高いオミクロンに亜種も

オミクロン株の特徴は感染力の強さにあります。2021年11月に南アフリカで初めて変異株として確認されてた後、たった2か月ほどで全世界に広がり、日本国内でも年明けから第6波と呼ぶべき感染爆発を引き起こしています。

第5波では2万人代だった1日あたりの新規感染者数が6万人を上回るなど、これまでにない規模の感染が起きているのは、既存株を大きく上回る感染力によります。

感染力を示す指標としてよく使われるのが「実行再生産数」という数値です。これはすでに感染が広がっている環境下において、1人の感染者が何人に感染を広げるかを示す数値ですが、沖縄県疫学統計・解析委員会によると、オミクロン株の「実行再生産数」は4.93となっています。

すでに感染が広がっているデンマークではデルタ株の3.97倍、南アフリカ・ハウテン州では4.2倍とされており、これまで発生した株に比べ、感染力が格段に強いことがわかります。

さらに気になるのが、このオミクロン株に新たな亜種が登場している、と報じられていることです。「BA.2」と呼ばれるこの株は既存のオミクロン株に比べ、さらに2倍程度感染力が強いとも言われます。

感染爆発を引き起こす可能性が非常に高く、コロナ禍はまだこれから深刻化する可能性がある、と考える必要がありそうです。

■肺への感染が少なくほとんどが軽症

オミクロン株の症状については、世界的に「無症状もしくは軽症ですむことが多い」と報告されています。国内で最初に感染が広がった沖縄での報告を見ると、発熱(72%)、咳(58%)、だるさ(50%)、のどの痛み(44%)などとなっています。

ほぼ普通の風邪と同じで、重症化例はほとんど確認されていません。既存株では肺への感染により重症化したり死亡したりするケースが多く見られましたが、オミクロン株は上気道に感染がとどまるケースが大半なので、重症化しにくいと考えられています。

潜伏期間も既存株より短いのがオミクロン株の特徴です。これまで感染から発症までの期間は中央値で5日とされていましたが、オミクロン株では3日とかなり短くなりました。

若年層が感染しやすいこともオミクロン株の特徴と言われます。既存株の場合には、子供は感染しにくいとされていましたが、流行の中心がオミクロン株に変わって以来、各国で子供の感染例が増加しています。

ワクチン接種が遅れているせいもありますが、18歳以下の感染者が増えたことで、学校におけるクラスターが多数発生するようになりました。細胞に感染する力が強いのに加え、潜伏期間の短縮、子供の感染という特徴により、これまでにない規模の感染爆発が起きているものと考えられます。

■症状は多様 すべての臓器に感染するため

新型コロナウイルス感染症の後遺症は多様です。息切れ、疲労感、咳、頭痛、関節や筋肉の痛み、味覚・嗅覚障害、脱毛、睡眠障害、さらには「ブレインフォグ」と呼ばれる記憶や思考力の低下も報告されています。

多くの症状が数週間~数か月で改善しますが、中には発症後何か月たっても症状が消えないケースもあるので、注意が必要です。軽症、あるいは無症状の患者でも感染から数週間後に後遺症を発症することがあります。

症状が多岐にわたるのは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)がほとんどの臓器に感染するためです。上気道や肺への感染が主だと考えられていますが、実際には全身の血管内皮に感染するほか、消化器官や心臓、脳など多くの臓器に感染するのがこのウイルスの特徴です。

ブレインフォグを発症した患者の脳をスキャンした研究では、脳内のあちこちで大脳皮質の減少といった顕著な変化が確認されています。

脳に障害が残ってしまうと、従前と同様の社会活動や学習が難しくなることもあります。仕事や勉強における能力の低下は人生の質に関わる大きな問題であり、感染者数が多いアメリカなどでは専門家の間で危惧する声が高まっています。

オミクロン株については従来の株と同様の後遺症が出るかどうか、まだわかっていません。ただ、割合が少ないとはいえ、一定の割合で重症化する人もいます。同じく、少ない割合で後遺症患者が出るとしたら、感染者数の爆発的な増大は後遺症患者の増加につながる、と考えるべきでしょう。

■後遺症は活性状態の水素で改善できる

新型コロナウイルス感染症についてはまだ、有効な治療の手立てがなかなか見つかっていません。後遺症についても、専門科を設けるクリニック等が増えていますが、対症療法以上の手段がない状況です。

そんな中、後遺症の改善効果が臨床試験の結果として報告されているものに「活性状態の水素」があります。少しわかりにくいのですが、一般的な分子状水素がH2という化学式で示されるのに対し、「活性状態の水素」はH(H2O)mという化学式で表されます。

反応性が高い水素原子を水分子で囲むことで、安定させている特殊な物質なので、電気分解方式では産生できません。過熱蒸気還元法という特殊な製法でのみ産生できるこの物質には免疫の調節や体内の炎症を抑える作用、血管内皮細胞の状態を改善する作用などがあります。

新型コロナウイルス感染症の後遺症改善については、2020年にロシアの医療機関で医師や看護師を対象とする臨床試験が行われ、めざましい効果が確認されました。

「活性状態の水素」をカニューレで吸入したグループでは、呼吸器系の機能を示す指標が改善され、運動能力が大幅に回復するなど、非常に大きな効果が見られたのです。

■まとめ

オミクロン株の感染力は風疹など非常に強い感染力で知られる疾患と並ぶ強さです。この記事を書いている2022年1月下旬時点で、国内ではかつてないペースで新規感染者が増加しています。

今後、後遺症患者が急増することも考えられるため、対策について知見を集めておきたいところです。この記事でも紹介したとおり、「活性状態の水素」には後遺症を改善する効果がある、と報告されています。

現状、「活性状態の水素」を産生できるのは過熱蒸気還元法を採用している医療器機、Suisoniaだけです。

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