COVID-19感染を予防するワクチン接種が広がる中、副反応に苦しむ人も増えています。特に、1回目の接種で不安を感じる副反応が出た場合、2回目をどうするか、迷うところです。

そういったケースについては以前にもお伝えしましたが、今回、身近で一つの解決策が功を奏したので、ご紹介します。

■2回接種が基本だが1回目で重い副反応

新型コロナウイルス感染症のワクチンについては、他のワクチンではあまり見られない副反応が高い確率で出ることがわかってきました。報告する仕組みがずさんなので、詳細は不明ですが、中には重い症状や想定していないような症状が現れるケースもあるようです。

特に、2回目の接種後には高熱や接種部位の痛みに苦しむ人が多いため、ワクチン接種の副反応の軽減に使えると厚生労働省が発表した解熱鎮痛剤は現在、品切れ状態が続いています。

ただ、COVID-19患者がさまざまな症状に苦しんでいるのと同じく、副反応についても一般的なセオリーとは違うトラブルがしばしば起きています。中には1回目の接種で重い副反応が出るケースも見られます。

特に、アレルギー症状や頻脈や高血圧といった循環器系の症状が現れた場合には、再度接種すると、さらに重い症状が出る可能性があるため、どうすべきか判断に迷うところです。

■2回目を打つかどうかの判断基準

以前にもお伝えしましたが、実は筆者の妹が1回目の接種で頻脈と不整脈、高血圧といった副反応をくり返したため、2回目の接種を見送りました。

接種を断念したことで、さらに重い副反応が出るリスクは回避できましたが、心配されるのは感染予防や重症化予防の効果が下がることです。

妹が接種したモデルナ社製ワクチンの場合、2回の接種が完了すれば、発症予防の裕子率は94%とされています。1回接種時の効果については研究発表により差がありますが、2回接種に比べ、ある程度低くなると見るのが一般的です。

ただ、デルタ株に対しても1回接種で70%以上の発症予防効果がある、とする研究も見られることから、私は接種を見送るようアドバイスしました。

海外での治験に比べ、副反応の発症については国内の方が高い割合になっている、と語る専門家もいます。さまざまな理由が挙げられていますが、中でも可能性が高いとされているのが欧米人と日本人の体重差です。

現在は欧米人も日本人も同じ量を接種しているので、体格が小さい日本人にとっては多すぎるのではないか、と考えられます。

■中和抗体を検査するという手段があった

体格が小さいことで、副反応のリスクは高くなるのなら、1回でも欧米人よりも大きな効果が出るのではないか、と考えることもできます。ワクチンの目的は体内で中和抗体を産生することです。

1回目の接種で十分な量の抗体ができていれば、2回目を打つ必要はありません。そこで、考えられるのが中和抗体の検査です。

自費になりますが、中和抗体の量を調べてくれる機関がいくつかあります。それらを利用すれば、ワクチン接種の効果を正確に把握できます。

筆者の妹はこの検査を受けた結果、1回の接種で十分な量の抗体を作れていることが判明しました。リスクを冒して2回目を打つ必要はなかったのです。

2回接種した人と同等の中和抗体が体内にあるので、感染や重症化のリスクは2回接種した人と同等、と言えます。

■まとめ

COVID-19対策の切り札として接種が進められているワクチンですが、日本人には明らかに量が多すぎるなど、まだまだたくさんの問題点をはらんでいます。

1回目の接種でもしも心配な副反応が出た場合には、接種の10日後くらいに中和抗体を調べてみるのもよいでしょう。その結果、十分な量の中和抗体ができているのなら、リスクを冒して2回目を打つ意味は非常に小さい、と判断できます。

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